無料の古紙回収を依頼するのは企業や工場など大規模な施設が多いと言われています。このような施設は毎日大量の紙ごみが出されています。古紙回収の一般的な流れについてまとめてみました。

古紙が大量に出る場所、それは企業です。大企業の場合は特に事務職の割合が高いため、あらゆる紙に関するごみが出ます。会議の資料を作れば、それが人数分必要で、会議が終了してしばらく経てばごみになります。大きな会議があれば、相当な紙を使い、それが最終的に処分されることになるでしょう。このほかにも、何かあればコピーを取るため、相当な量の紙ごみが発生します。コピーを取る枚数もかなり多いことから、大量のコピー用紙を備品庫にストックしている会社も多いでしょう。事務用品を販売している会社がいくらまとめ買いを勧めてくるとはいえ、最終的にこの備品庫にあるコピー用紙はどのくらいの期間で使うことになるのだろうかと考えたことがある人は多いはずです。

基本的に個人情報が記載された古紙は、企業内に設置してあるシュレッダーで裁断され、紙に記載されていた内容が分からない状態になってからごみ袋に入れられることが一般的です。このようにシュレッダーはとても便利なものですが、大量に処分する古紙がある場合はとても処理に追いつきません。何時間もシュレッダーをかけ続ける方法もありますが、よほど暇な企業ならまだしも、一般企業では見られない光景でしょう。特に個人情報があふれている企業にとって、毎日のようにこのような古紙が出てくるため、いっき古紙を処分できる方法が求められます。

このように古紙が大量に出る企業などは、古紙回収を無料で行ってくれる業者に依頼することがあります。古紙はもともと1枚の紙ですが、量が多くなればかなりの重さです。簡単に運び出せる量でないため、専門の業者に依頼して古紙回収を無料でお願いします。古紙はダンボールのように形が不揃いではなく、企業で使う紙のサイズはいくつかに限られてくるため、ダンボールにまとめて運び出してもらいます。専門の業者の男性が数人来れば、何往復かすると運び出せる量なので、シュレッダーにかけるよりも現実的な処理方法と言えるでしょう。

企業から運び出された古紙は、専用の車両に乗せられ、古紙回収を無料で行ってくれる業者に着くと、ダンボールのまま一時的に保管され、リサイクルされるのを待ちます。無料の古紙回収はこのような流れで企業から運び出され、業者に運ばれるのです。回収については、企業によって日々出される古紙の量が違うため、毎日回収が必要な企業もあれば、月1程度で充分な企業もあります。古紙回収業者の多くは、企業の状況に応じて柔軟に対応するように努めています。